- 2005-08-04 (木) 0:00
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8月3日付のウォール・ストリート・ジャーナルで、社会的責任投資(SRI)の効果を検証する記事があった。
まず、収益面では平均より若干劣るようだ。これは、若干の経済的損失で社会的責任を果たせている、とも捉えられるし、形振り構わない投資には敵わない、とも捉えられる。
そして定性的な効果。記事はSRIの現状が必ずしも、望ましい企業に安価な資本を提供し、望ましくない企業の資本コストを引き上げる、という目論見どおりには動いていないことを指摘する。その根拠は十分には提示されていないけれど。
もっともな指摘だと思うのは、ファンドを通じた投資の選択よりも「給料の使い方」の方が影響力がある、というもの。不買運動は古典的だけれども、企業に対する影響力は資本コストの引き上げよりもはるかに直接的だろう。
ハマーを買わずにプリウスを買えばいい、と記事はいう。問題は、例えば僕らは「環境問題は気になるけど、自分が乗るならハマーがいい」ってやっぱり思ってしまうことだ。
ヴァンダービルト大学の教授が指摘するとおり、SRIには「心地よさ」という要素がある。ガソリン1リットルで7キロも走らないハマーを乗り回したときに僕が感じるであろう後ろめたさを、SRIは緩和してくれるはずだ。
SRIは、年率0.3ポイントの利益を犠牲にするだけで居心地の良さを得られる、単なる免罪符になってしまうのだろうか。
記事はSRIの投資家が他の投資家に比べて長期利益を追う傾向があることを指摘している。これは資金を受け入れる企業にとっては望ましいことだ。
僕はSRIに多くを期待しているけれど、それが免罪符として利用されたとしても構わないんじゃないかと思っている。本質は、それが実際に社会的な貢献につながるか否か、ということなんじゃないだろうか。
参加者の動機が多少不純だとしても、結果的に社会貢献につなげていくような仕組みをSRIが構築できるのか、とても気になる。これは、善意それ自体では構造的な変革を起こし得ないという諦観の次に、生まれるべくして生まれた希望でもあるからだ。
Helping Your Portfolio, Not the World: The Case for Socially Responsible Funds
But in fact, the funds have returned an average 9.1% a year over the past decade, only slightly behind the 9.4% average for all U.S. stock funds.
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You can have a much more direct economic impact by, say, purchasing energy-efficient appliances, favoring organic produce or buying a Toyota Prius rather than a Hummer.
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When people buy a socially responsible fund, they are buying it for two reasons,Prof. Cohen says.They want to make money. But they also want to feel good.
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