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副詞としてのアウトドア

 まったく整理していなかった書斎(予定地)にアンプとスピーカーとPCと、そして2脚の折りたたみ椅子を持ち込む。そして今日からここは、リスニング・ルーム――というよりは、むしろ、屋内のキャンプ場として機能させることにする。

 椅子を最大限にリクライニングさせて、キャンプから持ち帰った、ぬるくて気の抜けた余りのビールに氷を入れて飲む。スーパー・ドライの3リットル缶で、こいつをいま空けたところでプシュッという音は聞かれない。

 まずはACOのアルバム「Absolute Ego」にしんみりと聴き入って、次にツタヤで借りたJazztronikのリミックス「The Remixes」でクラブ・ジャズの深みあるビートに浸る。そしていまは、最近渋谷のCISCOで出会ったDJ Garthのアルバム「Unleash the Hound」。

 このアルバムは最高にカッコよく、なかでもツボはMayaku「Shaped」のミニマルな透明感と、ラウンジーなのにワイルドなCharles Pencerの「Carlton Hotel」。

 そして、いい動きをしているのが、その気の抜けたビール。タイ風と呼ぶらしいんだけど、氷を浮かべたぬるいビールも素敵だ。

 タイは素敵だ。スーパー・ドライじゃなくてチャン・ビールだったけれど、こんなビールを片手に一ヶ月も居られるんだから。

 TVのコマーシャルは、キンキンに冷えたビールを僕らにお勧めしてくれるけど、ぬるいのだって悪くない。そういうビールが出てくるキャンプってのがまた、けっこういいものだからだ。

 アウトドアってのは、副詞か、あるいは、リラックスした心境の形容詞なんじゃないかと思ってみる。この部屋は、アウトドアに過ごす場所にしよう。既述の語義なら、これは矛盾じゃない。在東京ゆめ牧場大使館、という治外法権を楽しむ。

absolute ego

absolute ego

the REMIXES PART:I

the REMIXES PART:I

Unleash the Hound

Unleash the Hound

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