- October 26, 2007 9:33 PM
- 食べる
いい店だとは聞いて連れてこられたけれども、ビジネス・スーツの客が圧倒的で、観光客だらけの市街から来た僕は驚いてしまった。中庭に出て、ちょっと涼しい秋風を感じながら食事にする。
とにかく、カニのリゾットの印象が強烈。ミラノのリゾットは旨いとどこかで読んだことがあるけれど、スープがじっくり染み込んでいて、それでいて米には適度な固さが残っていて、このリゾットは間違いなく、僕がいままで食べたものの中で最高に旨かった。ちなみに、メニューには載っていなくて、同席者が別に頼んでくれた。
蟹の甲羅に盛られたりなんかすると、わーすごすごい、と素直に喜ぶ反面、こんなのに騙されないぞ、と却ってつい身構えてしまう。ところが。僕のチンケな心の甲羅はあっさりと割られて、蟹の肉汁が流れ込んでくる。蟹の肉汁、って一見すると妙な表現だけど、スープと蟹の香りが渾然一体なんだから仕方ない。
ミラノ自体、とてもいい街だったからまた行きたいけれど、その理由のひとつに、このリゾットは入っちゃうなぁ。ミラノに行ったついでに寄るなんて程度じゃない、蟹の肉汁。
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