- 2007-11-10 (土) 9:08
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2007年9月に亡くなった世界三大テノール歌手、ルチアーノ・パバロッティさんの美声が蘇った-しかも、PCの上で。これはイタリアの声楽家と日本の技術者とが共同で行った研究の成果で、音声合成ソフトウェア「初音ミク」の新バージョンとして間もなく…云々。もちろん、というか、残念ながら、これは僕のでっち上げだ。
けれども、十分にあり得ることだ、と思う。初音ミクは中立かつ優秀な音声合成ソフトだと思うけれど、サンプリング元がアニメの声優だという製品特性と、名前とパッケージが少女のイラストというマーケティングのために、なんだか過度にアニメの領域に分類されてしまっている気がする。
そこで、思考実験としてルチアーノ・パバロッティ版、というのを考えてみたわけだ。初音ミクにオペラを歌わせるまでにどれほどの技術的障壁があるのかは分からないけれど-アニソンだって決して手いけじゃないし-、技術の本質は軌を一にするものなんじゃないだろうか。
これでオペラの作曲やら、声楽の練習やら、そういった世界の裾野が広がるかも知れない。もちろん、オペラというのはひとつの極端な例で、R&Bでもロックでもレゲエでもいい。恐らく技術的な制約からアニソンが一番歌わせやすくて、そのためにアニメ的なマーケティングをしているんじゃないか、と思う。
ただ、初音ミクの技術は僕があらためて言うまでもなく、必ずしもアニソンだけを目指すものではないだろう。古い例しか思い浮かばなかったけれど、業務用としてマーケティングしたポケベルが最終的には女子高生で売上を伸ばしたように、同一の技術がどの市場で化けるか分からない。
TBS「アッコにおまかせ」の初音ミクの取り上げ方が(おそらく意図的に)偏向していたことを、建設的な反省材料として考えてみよう、というキャンペーンとして。
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