ヤフオクで格安に落札した古いコンポ、Denon F10が届いたらしい。らしい、というのは宅配便の不在通知が残っていたからで、テニスに行く前に前に急いで運送業者の営業所に立ち寄って抱擁。
我慢しきれずテニス・クラブの駐車場で開梱するものだから、テニス仲間には「こんにちはー。あ、忙しそうですね。」なんて言われてしまう。その直前には、宮益坂に車を停めてビックカメラでバナナ・プラグを買う。バナナ・プラグってばなんか、気分が盛り上がるじゃんか。
帰宅するや否や設置して、僕はいまだに、テニス・ウェアのままダイニングから出られずにいる。何を聴こうかと書斎でCDを物色したら、なんと、小学校高学年の頃にひたすら聴いていたヴィヴァルディの「調和の幻想」2枚組が突如出てきた。イ・ムジチによる1983年の演奏が、かなり唐突に、いま再生されるわけだ。
スピーカーは、中学生のときになぜか思い立って買ったJBLのJ50。性能を誇る機種というわけではないけれど、十数年の歳月を経てなお、近所にとっては十分低い音量でもって、僕にとっては十分厚い音を出してくれる。新入りのDenon F10も、Denonの古いエントリー・モデルだけど、小さな筐体でよく動く。
日曜に彼女と買った「におわなっとう」と、同じく日曜の残りのブリー・チーズと、ずっと前に誰かが買ってきた不人気な焼酎をつまみながら、「調和の幻想」との再会を楽しむ。バロックは日本人向きなんじゃないか、なんて納豆と焼酎から連想してみるけど、まぁ、いいや。
音楽専用のアンプとCDプレイヤーが揃ったことを祝おう。いままではケンウッドのAVアンプと、パイオニアのDVDプレイヤーでCDを聴いていて、そのいずれもが不調だったんだから。そして、バロックな弦楽ナイトは続く。



