Home > 旅する | 遊ぶ > カジノのコンプ

カジノのコンプ

20071223055949.jpg

 今回のラス・ベガスはアメリカの友人が航空券もホテルも用意してくれたのでホイホイ行ったのだけど、よくよく聞いてみたらホテルはカジノのおごりらしい。ホテルはマンダレイ・ベイのストリップがよく見える部屋で、普通なら1泊300ドルくらいするはずだ。ここが4泊もタダ?

 よく、カジノが上客に部屋や食事をおごると聞くけれど、遠い世界の話だと思っていた。よもや、間接的に自分がその恩恵に与るとは。ということで、その仕組みを、ラス・ベガスについてのウェブサイトまで書いているその友人に聞いてみた。

 まず、こういった優待はComplimentaryを略して「コンプ(comp)」というらしい。そして、その金額は、ハウス・エッジの3分の1が相場だそうだ。ハウス・エッジというのは、スロットなりビデオ・ポーカーなりブラック・ジャックなり、それぞれのゲームに固有なカジノ側の純数学的な優位だ。

 仮にルーレットのハウス・エッジを5%として、僕が300ドル賭けたとすると、それだけでカジノは理論上、15ドル儲けることになる。そのルーレットで僕が実際に勝つかどうかは問わない。なぜなら、僕が1度や2度勝とうが、膨大な回数を重ねれば結局のところ、カジノは5%分必ず勝つのだから。

 さて、上の例でいう15ドル分のカジノ・エッジを多少還元しよう、というのがコンプの発想だ。そこで、この例だと15ドルの3分の1の、5ドル分のコンプが付与されるってことらしい。このコンプは、写真のようなカードにある番号と紐つけて記録されているそうだ。

 ちなみに、スロットやビデオ・ポーカーのようなマシン・ゲームならいざ知らず、機械的に賭け金を把握できないテーブル・ゲームはどうするのだろう? 友人によると、ゲームをしていた時間と平均の賭け金額から計算するそうだ。カードを出して現金とチップを交換して席に着くととその時刻が記録されて、チップを現金に交換して席を立つとその時刻が記録される。ここから僕の滞在時間が計算される。

 次に、テーブル群を巡回している係員が僕の平均的な賭け金額を記録するそうだ。あとは、僕の滞在時間と、僕の平均的な賭け金額、時間あたりのゲームの回数と、そして、そのゲームのハウス・エッジをかければ、カジノの論理的な儲けが出てくる。そして、その一定割合を僕に還元してくれる、ってわけだ。

 僕が特に面白いと感じたのは、カジノは僕が短期的にいくら勝とうが負けようが、そんなことを気にしないってことだ。言い換えれば、短期的に僕がいくら勝とうが負けようが、その結果におかまいなく、カジノは僕が一定額を負けてつづけている、って仮定しているわけだ。特に面白い、と書いたけど、特に面白くない部分と言うべきかな(笑)。

blog comments powered by Disqus

Home > 旅する | 遊ぶ > カジノのコンプ

Return to page top