- 2008-03-09 (日) 21:50
- 食べる

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新大久保の韓国料理、というだけで心が躍る。都内にいながらにして「本場」って感じがプンプンするからだ。そんな新大久保にあって、ここを「大人気のサムギョプサル専門店」と紹介する「拓虎の・食・音記」を読んで行きたくなり、有名ブロガーに直々にお勧めや食べ方を教わりながら味わう、という贅沢な企画が実現。果たして、脂を絞り出しながら焼けていく厚み18mmのサムギョプサルは、想像以上の濃厚さで僕たちのマッコルリの壺を空にしていった。
ナムルの盛り合わせをつまみつつ、レバ刺しとセンマイ刺しの登場を待つ。このセンマイ刺しというのはあまり馴染みがなかったのだけれど、さっぱりした味付けとキクラゲのようなコシのある食感がついあとを引いてしまう。そして驚いたのがポッサムという茹で豚。バンバンジーの豚版といった趣で、キムチを添えてサンチュを巻いて食べるから、さっぱりとしている。
このサンチュが全編を通して大活躍だ。次に出てきた牛のサーロイン焼肉も、鉄板を覆うような迫力で焼肉というかステーキといった趣だ。店員さんが焼いてハサミで切ってくれるので、僕らは餌を待つヒナのごとく楽しみに待っていればいいので楽ちんだ(もちろん食べさせてはくれない)。このサーロインを包むのがやっぱりサンチュ。サンチュとゴマの葉はおかわり自由で、そういう気楽さもまた、いい。
主役はやっぱりサムギョプサルなんだけれど、これはカルチャー・ショックだった。なんで鉄板が傾いているのか疑問だったけれど、厚み18mmの極厚の豚肉から脂が出ること出ること。滲むというよりも流れ出す勢いで、鉄板の端で脂を受ける小鉢が溢れんばかりになる。それでもまだ脂の滴る分厚い豚肉を食らうのだから、ワイルドこの上ない。
こうなれば誰しもが、日頃の小市民的なノン・オイル運動を一笑に付す豪傑に変わる。拓虎はさらに豪快で、鉄板上で溢れ流れる脂をからめながらキムチを焼く。凝縮された豚のうまみをキムチになからめるのだから、うまくならない道理がない。脂の滴る豚肉、滴った脂で香るキムチ、そして1リットルの壺で供されるマッコルリ。まさに豪傑の供宴。
最後は鉄板でキムチチャーハンを炒めてもらって、コムタンスープ。肉・肉・肉で満腹なのに、この二品は別腹で収まってしまう。特にキムチチャーハンが香ばしくて、これも考えてみればやっぱり豚の脂のせいじゃないかと。これに勢いあまってココナッツの実につまったシャーベットを食べるのだから、満腹も満腹。
翌日は夕方まで何も食べる気が起らなかったけれど、どうせ豚肉を食べるなら質も量もここまで攻めたい。なにを頼むべきか、どう食べるべきか、手とり足とり教えてくれた拓虎氏に感謝。ブログで写真が紹介されるのが楽しみだなぁ。
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