- 2008-04-01 (火) 14:40
- 旅する

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朝早くに目が覚めてしまったので、テレビをつける。フランス語のニュースはまったく聞き取れず、かと言ってCNNやBBCにするのは癪だ。ならば初歩から、ということで子供番組を渉猟。そこで出会う、見慣れた日本アニメーション社の画風。放送局のサイトで調べたら、作品名は、なんと「アルプス物語 わたしのアンネット(DANS LES ALPES AVEC ANNETTE )」。ソフト・パワーの貫通力を再認識。
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日本のアニメ会社の忍者のアニメ、というなら分かる。でも「アルプス物語」だ。アルプス山脈はフランスをこそ通っているのであって、日本からは見えもしない。イギリスの作家の原作があるとは言え、日本から描いたアルプスの情景と生活とが、いわば本場のフランスで自然に放送されているのはすごい。しかも四半世紀も前の作品だ。この創造力に敬意を表したい。
日本の創造力と発信力は、この四半世紀の間でさらに増しているように見える。成田からパリに向かうフライトで隣席に座ったフランス人のイラストレーターは、「村上隆の展覧会があると知って日本旅行の日程を変えた。会場で本人に会って話をした。」と嬉しそうに話していた。日本の現代美術が、旅行者の行程に影響を与える。あるいは、そもそも日本へ旅する誘引にすらなっている。
これはまさに、折しも先日慶大DMCで講演された内田真理子氏の「コンテンツ・ビジネスとその外部性:波及効果モデル(The Content Business and Its Externalities: A Ripple Effect Model)」の好例だろう。
そのイラストレーター氏とはいろいろな話をしたのだけど、ボルドー出身とあって、ワインにまつわる話は買い物リストに直結だった。お勧めを訊いたところ、一般論として、「ボルドー・メドックの2004年以前のもの。予算にもよるが5~8ユーロのもので十分。」とのこと。個別には、新しい市長をやりこめる頑固親父がやっているというサン・テミリオンのシャトー・クテ(Chateau Coutet)。数年内に格が上がるのではないか、とか。
さらにブルターニュ地方の話になったとき、「Hydromelle(イドロメル)」という、彼曰く「神道に似た」アニミズムのシャーマンが作る古来の蜂蜜酒のことも聞いた。かつてブルターニュに存在していたという今日のフランスとは違う文化を思いながら飲んでみたくなるじゃんか。ほかに言われてみて「食べたことないぞ」というのはヤギのハム(Mouton)。物語の片鱗としてそれらを書き留めた紙のコースターから、波及効果の濃厚な予感。
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飲食に限らず、僕はすでにバスティーユまで(無駄)足を運んだりして、タクシーやら中華料理やらという非コンテンツ産業に微力ながら貢献している。とはいえ、こうやって海外のコンテンツおよび非コンテンツに貢ぐだけでは僕も日本も面白くないので(面白いけど)、クロワッサンをかじったら商談に赴こう、というわけだ。「アルプス物語」にはいい刺激をもらったなぁ。
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- The SYNTAX ERROR * BLOG = 脳髄の失禁 08-12-13 (土) 19:52
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ブショネ
ここ数カ月というもの忙しい日々が続いていて、家でゆっくり酒を飲むこともでき…
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