- April 23, 2008 6:27 PM
- 旅する

機体が高度を増すにつれて遠くなる我が祖国。東京、大阪、札幌、そして――蔵王山!? 以前からずっと気になっていた蔵王山画像を、ついに撮影。ボーイング777では出てこないけれど、747ではやっぱり出現。見間違えじゃなかった。日本のセミファイナリストは、環太平洋でも上位入賞。翼よ、あれが蔵王山だ。
蔵王山の快進撃は続き、太平洋に舞台を移す。アンカレッジ、フェアバンクス、ミッドウェー諸島、そして――また蔵王山!? アンカレッジは、かつての太平洋空路の寄港地への敬意として、わかる。フェアバンクスは、よく知らないけど、まぁいい。ミッドウェー諸島は、「軍事的に重要な位置にあり、太平洋を横断する航空機の給油地となった。」とウィキペディアに書いてあったから、それを尊重しよう。非戦闘員の僕にとってはホノルルのほうが圧倒的に有名だけど。
けれど、謎は蔵王山だ。アンカレッジと並べるなら東京だろうと思う。郷土愛的に横浜でもいいけど。どうしても山がいいなら、そこは富士山の出番だ。外国人も喜ぶだろう。けれど、蔵王山。日本のことをあまり知らない機内の外国人が、「日本といえば"ザオーザン"」って思ってないか、ちょっと心配だ。画面の上端にときどき、蔵王山との距離がメートルとマイルで表示されるから、僕も思わず意識してしまう。
訝しがられながらモニターの写真を何枚も撮ったり、早朝のホテルでこんなことをぐだぐだ書いたり、ちょっと癪だ。でも、747が退役していつか蔵王山が地図から消えてしまうと思うと、なんだか寂しい。思い切って写真を撮ってよかったな、なんて、マンハッタンからしみじみ思う。僕と蔵王山の、1万キロくらいの、距離。


