- April 24, 2008 11:38 PM
- 旅する

成田から興奮していた。「のだめカンタービレ」を読みながらチャットモンチーを口ずさんでいたら、アテンダントに「お楽しそうですね」って言われて気づいた。めちゃくちゃ、楽しい。シート・ベルトのサインが消灯しても、僕のテンションは垂直に上昇しつづける。2泊4日でもニュー・ヨーク。都会中の都会、マンハッタン。神社でいえば伊勢神宮。お伊勢参りってば一大イベントだ。
「のだめ」は19巻、20巻。パリでの人間ドラマもいよいよ厚みを増して、黒木くんとターニャに涙。「華々しく再現される主題/すべての悲観の色を一掃するかのような/高揚感......」、音楽で群像劇を紡ぐ二ノ宮知子は天才的だ。また機内で泣くと恥ずかしいので、のだめと千秋のシーンはページの角を折ることで感動を発散する。「ヒントは嬉しいですけど....../どう感じるかはのだめのモノです」って、これは千秋じゃなくても抗いがたい。
ベーリング海上空は風が強くて、やっぱり大洋上はよく揺れると思う。対して大陸を飛ぶ欧州線はあまり揺れない気がするけど、それは気のせい? シート・ベルトのサインが再点灯したあたりで、僕のiPodが流したのがチャットモンチーの「とび魚のバタフライ」。神がかり的なタイミングでの名選曲。 「お楽しそうですね」のアテンダントが向かいに座るけれど、事実として楽しいのでへヴィー・ローテーションで繰り返しながら口ずさむ。
今 とび魚になって 空と海 バタフライ
しおからい波を蹴って しぶきがリズムになる
(略)
ブルー ブルー ブルー ブルー
高く 跳ぶ
もっと高く跳ねたら
見たことのない景色がある
どこまでいける わたしの翼
(福岡晃子「とび魚のバタフライ」)
ジョン・F・ケネディ空港はやはり混雑していて上空で1時間くらい待たされたけれど、気にしない、気にしない。タクシーの列に並びながら明日のリムジンを予約して、見知らぬニュー・ジャージーで迷子になる悲劇と、大混雑のマンハッタンを運転する面倒を避ける。これで気持ちが楽になって、タクシーのなかでは安室奈美恵。後部座席で「I am your sunshine!/You're my sunshine!」って言ってる乗客はちょっと怪しいかも知れないけど、そのまま「Chase the Chance」。
マンハッタンは2005年9月以来だから、約2年半ぶりだ。今回は僕の職業人生のなかで最大の大物狙い。東京でできない仕事をするためにわざわざニュー・ヨークまで来ているのだから、絶対モノにしたい。マンハッタンのご利益がありますように!


