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長野をめぐる中国の束縛 - 追記

  • Posted by: Syntax
  • April 30, 2008 3:18 AM

 驚くにはあたらないけれど、やはり、世界各地の聖火リレーにあたっては中国政府が旅費を負担して現地の留学生たちを動員していたとか。「東京から参加した複数の留学生によると、前日から夜行バスで向かい、1人2千円の交通費を負担したが、残りの費用は、すべて大使館側が負担してくれたという。 」と朝日新聞が報じている。

 もちろん、大使館が旅費を負担すること自体を問題視しようというのではない。けれど、僕が「長野をめぐる中国の束縛」で書いた参加圧力への懸念は、大使館の旅費負担でさらに濃厚なものになった。あるいは、自由意思での参加であったとみなす材料が減った。

 旅費の大半を負担してもらったから即ち自由意思ではない、と断ずることは妥当ではない。けれど、「大使館が旅費を出す」ということが中国人留学生社会の文脈でどのような意味を持つのかを察する価値はある。もともと自費でも長野に行こうとしていた人や、経済的な理由で長野行きをためらっていた人には幸運だっただろう。けれど、大使館の旅費負担は、長野行きを希望しない人々にとって「『漢奸』の烙印」をチラつかせた踏み絵にならなかったかどうか。

 僕は、旅費を大使館が負担したがゆえに聖火リレー沿道の五星紅旗が虚像である、と短絡しようとは思わない。その背景の自由意思を懸念しているだけだ。だから、東京大学の在日中国人留学生掲示板なる掲示板(出典不詳)で次のような発言があると知って、この発言が事実であるならば、ある意味で予防的に巧妙に議論の次元を下げようとする意図を感じてしまう。

發表於 2008-4-27 22:30
據我一個朋友説,有些人真的是アルバイト,一天給2萬日元.(友達が言ってたんだけど、何人かはホントにアルバイトだって、一日二万円の日給だってさ)
(ブログ「天漢日乗」より)

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