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アメックス・プラチナ研究 - 補償

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 クレジット・カードの機能を云々するというのは、恐ろしく所帯じみた行為だ。そして、所帯じみた一切をともすると下賤なものと感じてしまう僕は、我ながらそろそろ辟易してきてきた。けれど、補償という実に所帯じみた機能には、しかし、生活者の実感として感じる魅力を否定できない。興奮はないけれど実利に叶うこれらについては、類似の保険料を参考にして再調達価額を評価しよう。

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メディカル・コンサルテーション
健康に関する無料電話相談や、医療機関の無料電話案内サービスをご提供いたします。さらに、各種検診サービスも優待価格にてご利用いただけます。

 定期的に人間ドックを受けさせられていて、かかりつけの病院と歯科をオフィス・ビルのなかに野戦病院のごとく持つ身としては、ことさらに魅力を感じない。けれど、例えば身内に何らかの必要が生じたら頼りになるかも、くらい。

ワランティー・プラス
カードで購入された商品であれば、メーカーの保証期間が過ぎていても、故障・修理・部品交換などを、さらに2年間延長して保証いたします。

 諸条件が違うから単純に比較できないけれど、ビックカメラの「ビック長期保証」は商品代金の5%という。平均すれば少なくとも年間10万円くらいは「家電製品・パソコン・時計・カメラ・電話機」の類を買っているだろうから、5,000円分の価値と見なそう。

個人賠償責任保険
プラチナ・カード会員さまご本人やご家族に、日常生活でおこるほとんどすべての事故について賠償責任が生じた場合、1事故につき最高1億円まで補償いたします。

 オール・アバウトの「なかなか使えるぞ!個人賠償責任保険」という記事では、「おおよその目安としての保険料ですが、保険金額1億円で単独で加入する場合は2,000~3,000円/年間程度」と書いてあるから、2,000円分の価値と見積もろう。

ホームウェア・プロテクション
カード会員さまが現在お持ちの家電製品・パソコンやカメラ等が万一破損した場合、カードの購入の有無にかかわらず、ご購入金額の50~100%を保証いたします。

 家財保険や生活用動産保険といった単語で検索してみたけれど、適当な保険商品が出てこない。補償範囲はやっぱり「ビック総合保障」に似ているから、上述のワランティー・プラスとこのホームウェア・プロテクションを合わせて5,000円の価値と見なそう。

旅先での安心
ご旅行を心ゆくまでお楽しみいただくために、プラチナ・カードならではの確かな安心をご用意しております。
・国内・海外旅行傷害保険:
会員さまはもちろん、配偶者や生計を共にするご親族の方についても、引き続き補償が適用されます。
・プラチナ・カード・アシスト:
パスポートの紛失や病気・ケガなど、海外旅行中に万一のことが起きた時にも安心して旅行をお楽しみいただくために、さまざまなサポート・サービスをご用意しております。

 出張の多い僕にとって海外旅行中の補償は気になる。だから慎重に比較したいけれど、全く同じ条件の保険を探すのは困難だ。また、ゴールド・カードもそれなりに充実した旅行保険を備えているし、アメックスのみならずとも多くのカードは保険を備えているから、この部分ではゴールド・カードを基準としてその差分の価値を考えてみることにする。

上の表がゴールド・カードで、下の表がプラチナ・カードだ。旅行代金はいずれもカード決済しないと仮定してゴールド・カードと比較すると、障害治療費用保険金が800万円増枠、疾病治療費用保険金も800万円増枠、賠償責任保険金は1,000万円増枠、携行品損害保険金については1旅行あたりで50万円増枠、そして、救援者費用保険金が700万円増枠、という具合だ。
 死亡保険金が同一でほかが違う保険商品を探すのには苦労したけれど、ニッセイ同和の「3A」と、AIUの「153」は、治療・救援費用が1,500万円異なっていて、保険料は同じ5泊6日で約1,000円違う。そこで、同費用が700-800万円増枠されているプラチナ・カードの価値増分は旅行1回あたり500円としよう。僕は去年暦年1年間で公私あわせて8回は海外に行ったから、それを基準とすれば年間4,000円の価値となる。(確認のためパスポートを探したら見当たらない。火曜からロンドンに行けるのか?という大問題が発覚。こんなマニアックな計算をしてる場合じゃない。)

キャンセル・プロテクション
費用をお支払い済みのご旅行やコンサートなどに、入院などにより行かれなくなった場合、カード会員ご本人さまが負担されたキャンセル費用を年間50万円まで保証いたします。

 楽しみにしていたイベントに急遽行かれなくなって、さらにはキャンセル費用を払わねばならなくなったらダブル・パンチだ。まして入院ということならトリプル・パンチ。そういうきっ面に蜂態を回避してくれるというのは、心理的に救われる。とはいえ、類似のサーヴィスが見当たらなかったので、評価できず。
 ともあれ、以上の補償を全部合計すると、11,000円分くらいの価値があるんじゃないな、という見積もりになる。わりと妥当な推測じゃないかと自画自賛してみる。ともあれ、それだけの価値を僕が見出すのならそれでいいのだ。人間は自分の試算に愛着を抱く、という微笑ましくも厄介なこの現象、マーフィーの法則風に「投資委員会の法則」とでも名付けよう。

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