恋愛は、ミステリーだった。機内で読むものが欲しくなって、わざわざシャトルに乗って第二ターミナルの"離れ"にある三省堂まで行く。以前「のだめ」を買ったように、搭乗直前の買い込み。「評判通りの仰天作。必ず二回読みたくなる小説など、そうそうあるものじゃない。」という帯に惹かれて買ったのが、この乾くるみ「イニシエーション・ラブ」。裏表紙には「青春小説――と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する」なんて書いてある。気になって仕方ないので、騙されたと思って読んでみた。そして、騙された。筆者の痛快無比なトリックに。
何を書いてもネタバレになりそうなので、僕はまるで小学一年生の感想文のように、「おもしろかったです」としか書いていいことが見当たらない。確かに読み終わってすぐに読み返した、と付け加えてもいいだろう。ひとつ爆笑したのは、あるサイト(未読ならクリックしないほうがいい)で、「この小説の裏タイトルは『チープ・ラブ ~マユの物語~』だ」と筆者が言っていたという逸話。実に気持ちのいい確信犯。
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