4月6日、伯父より招待され、スコットランド国際開発庁主催の「スコットランド友好150周年記念コンサート」を初台のオペラシティで聴く。プログラムの第1部は「スコットランドと日本を題材とした純粋なクラシック音楽」で第2部は「スコットランドのゲストアーティストによる演奏」。曲目もさることながら、途中で民族衣装に身を包んだバグパイプ隊が桟敷で演奏したり、最後には客席のスコットランド人と日本人とが文字通り手に手を取って「蛍の光」を歌ったり、単なる音楽鑑賞というよりは祝祭として楽しい時間を過ごした。
第1部で印象に残ったのはハーミッシュ・マッカン(Hamish MacCunn)の「山と溢れる泉の土地(Land of the Mountain and the Flood)」で、オペラ音楽を思わせるような音楽で迫力ある音楽空間がコンサートの幕開けを飾った。次に演奏された伊福部昭の「交響譚詩」は前の曲と同様に劇的ではあるのだけれど、それはオペラというよりももう少しポップで映画のシーンのようだった。プログラムによれば伊福部昭は「ゴジラ」の映画音楽の作曲家ということで、納得。これが「純粋なクラシック音楽」というのかはよく分からないけれど。
第2部ではバグパイプ隊の加わった「ハイランド・カテドラル(Highland Cathedral)」が圧巻で、人々をして息をのませる自然の優美、そして自然への畏敬の念が立ち上るようだった。スコットランドの音楽を、少なくともそう意識して聴くのは初めてだったけれど、全体を通じて繊細さや素朴さが感じられた。管楽器が奏でる勇壮さの中にも、ともするとメランコリックな悲哀がある。このあたりが、日本人の気質に好まれる所以なのかも知れない。
「勇敢なるスコットランド」
「ロッホ・ローモンド」



