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犬を4匹以上飼うのは違法 - ボストン市条例

窓を開けてイビキをかくのは違法 – マサチューセッツ州法」の続きで、州内各市の条例にも州法に負けず劣らずユニークなものがあるようなので、同じくDumb Laws, Stupid Laws.から引用。ちなみに、これらの規定が存続しているかどうかは確認していないし、厳格に適用されているとも思わないけどね。

まずはボストン市の条例。

  • ヴァイオリンを演奏するのは違法。(It is illegal to play the fiddle.): ヴァイオリンだけが謎の集中攻撃を受ける。理由が気になる。
  • 教会の前でキスをしてはならない。(Two people may not kiss in front of a church.): まぁ、分からなくもない。
  • 市内で2回より多く風呂に入ってはならない。(No more than two baths may be taken within the confines of the city.): 一日のうちに、ってことなのかなぁ。これまた理由が気になる。
  • 熊が出現した際は何人たりとも散弾銃を持たずにボストン・コモンを通ってはならない。(No one may cross the Boston Common without carrying a shotgun in case of bears.): 熊が出るんですか!
  • 日曜日を除きいつでも、羊と牛にパブリック・ガーデンとコモンで草を食ませることができる。(Anyone may let their sheep and cows graze in the public gardens/commons at any time except Sundays.): 熊は出るわ放牧はOKだわと、随分のどかだったみたいだなぁ。でも、パブリック・ガーデンは米国初の植物園の筈だけれども、本当にいいの?
  • 教会でピーナッツを食べることは違法。(It is illegal to eat peanuts in church.): 今度はピーナッツに集中攻撃。なぜ?
  • 旧条例では日曜日の入浴が禁じられていた。(An old law prohibits the taking of baths on Sunday.): 入浴するまで就寝するな、という州法も見たような…。
  • 知事が臨席している場合、日曜日にボストン・コモンで死に至る決闘をすることを認める。(Duels to the death permitted on the common on Sundays provided that the Governor is present.): the commonってのはボストン・コモンのことだよね? ボストン・コモンでは熊が出没したり、羊が放牧されたり、時には決闘がなされたりしてたらしい。
  • 女性はボストン・コモンでは3インチを超えるヒールを履いてはならない。(Women may not wear heels over 3 inches in length while on the common.): あまりセクシーなのはダメなんだろうかと思案。
  • 何人も処方箋なしに入浴してはならない。(No one may take a bath without a prescription.): さっきから風呂関係の規定がやたらと多い上に、齟齬を感じるのは僕だけ?
  • いかなる市民も3匹を超えて犬を飼うことは違法。(It is illegal for any citizen to own more than three dogs.): 2匹くらいなら同時に散歩をしている人を見かけるけど、4匹ってのは普通に考えても大変だからなぁ。あ、夫婦で6匹なら合法?

ホプキントン市

  • コモンに馬と牛を入れてもよいが、犬を入れてはならない。(Though horses and cows are allowed on the common, dogs are prohibited.): この処遇の差はなぜ!?

ロングメドウ市

  • 2名でバスタブを持ってタウン・グリーン(訳注:公園か?)を横切ることは違法。(It is illegal for two men to carry a bathtub across the town green.): 確かにバスタブは邪魔だろうけど、じゃあ、ベッドなら?

マルボロ市

  • 水鉄砲を買い、売りまたは所持することは違法。(It is illegal to buy, sell or possess a squirt gun.): この夏も子どもたちが一斉摘発されているかと思料。
  • 市内ではパーティ・スプレーは違法。(Silly string is illegal in the city limits.): なぜことさら?
  • 市内で核物質を爆発させてはならない。(One may not detonate a nuclear device in the city.): これは納得。市内での核爆発は僕もやめたほうがいいと思う。けれど、市の条例で決めることか、という説も。

州法にしても各市の条例にしても、これらはコモン・ローの法体系ゆえに、いちいちピーナッツだのバスタブだのを限定的に禁止することになったのだろうか。そのあたりはよく分からないけれど、ビールとか騎乗位とかヴァイオリンとかハイ・ヒールとか、全体的に楽しそうなものが――日本の基準から見れば理不尽な――規制の標的になっている例が多い。このあたりは、新大陸アメリカの矜持といったところなのだろうか。

特に印象に残ったのが風呂問題。就寝前に入れだとか市内では2回までとか、そうかと思ったら日曜は入るなとか処方箋がいるとか、試行錯誤を感じる。もー、どうでもいいじゃん!と大雑把な僕は思ってしまうのだけれど、それゆえに却って、なぜこの土地で風呂がここまで問題になるのかが大いに気になる。教えて、風呂い人!

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