The SYNTAX ERROR Blog » 料理する http://www.thesyntaxerror.net MIT Sloan / London Business School MBA留学記 Mon, 22 Nov 2010 02:24:03 +0000 http://wordpress.org/?v=2.8.6 ja hourly 1 タンティ・アウグーリ http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/16/163328 http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/16/163328#comments Thu, 16 Jul 2009 07:33:28 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/?p=973

妻の誕生日ということで、僕の素人イタリア料理でお祝い。料理の出来不出来はともかくとして、スーパーをはしごして食材から選ぶのは楽しい。一品目はイカとスモーク・サーモンのカルパッチョ。サクで買った切り身を薄く切って、ルッコラの上にならべ、ニンニクの効いたソースをかける。ローズマリーの入ったグリッシーニ、サーモンを巻くと案の定旨かったのだけれど、とろりとしたイカとサクサクのグリッシーニもまた意外な好相性。乾杯はヴァンジーニ(Vanzini)のピノ・ネロ辛口スプマンテ。


二品目はトマトとベビー・リーフのサラダにこないだつくったガーリック・オイルを使ったドレッシングをかけ、プロシュートを散らして完成。


三品目は黒毛和牛のフィレ肉を、黒コショウとバジル・ソルトだけで味を調え、こんどは濃い方のガーリック・オイルで焼く。焼くといっても、柔らかそうな肉だったので、表面を高温で焼き締める程度にしてレアで食べてもらうことに。あとはクレソンを添えるだけで、瞬発力の男の料理。

ワインはカブット(Cabutto)のバローロ ヴィーニャ・ラ・ヴォルタ(Barolo Vigna La Volta)1997年。食事を始める前に抜栓しておいたのだけれど、その瞬間から部屋には甘辛い香りが漂っていた。グラスに注ぐと熟成を感じさせる茶褐色の輪郭が現れる。飲むとバルサミコを連想させる熟れた果実の味があって、それでいて肉に負けないボディの強さで飲みごたえがあった。

四品目に作ったポルチーニ茸のリゾットが一番手間がかかったのだけれど、その甲斐あって好評だった。米と乾燥したポルチーニとバジルとをフライパンで炒め、熱湯を加えては混ぜ、水気が飛んだら熱湯を加え、の繰り返し。最後にパルミジャーノ・レッジアーノをおろし金で振りかけて食べる。ポルチーニ独特の香味がチーズの甘い風味と相俟って我慢できず、写真を撮るのも忘れて食べてしまう。

お腹に余裕があればリガーテを茹でてチーズのソースで出そう、というンコール用意していたのだけれど、二人とも満腹なのでこちらは人知れず見送り。最後に近所のラ・テールで買ってきた北海道産マスカルポーネのケーキにロウソクを立てて、付け焼き刃で覚えたイタリア語版「ハッピー・バースデー」こと「タンティ・アウグーリ」を歌ってフィナーレ。

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ガーリック・オイルづくり http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/13/123727 http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/13/123727#comments Mon, 13 Jul 2009 03:37:27 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/?p=968


どうやら人間には「使い切りたい」という一種のタナトスが備わっているようで、戸棚にある乾燥薄切りニンニクを見たときに僕のそれは爆発した。中身を使い切って袋を捨てたい。ポテト・チップスを揚げた直後だったから、僕のフライ熱も冷めやらず、まだ余熱の残る鍋にオリーヴ・オイルを注いでニンニクを揚げる。この自家製ガーリック・オイルは肉をソテーするにもサラダのドレッシングにするにも香味が効いて重宝する。リモンチェッロの空き瓶が捨てるに惜しい愛嬌だったので、これを再利用する。


ニンニクをキツネ色になるまで揚げ、粗熱を取ってから漏斗をつかってオイルを瓶に流し込む。リモンチェッロその瓶にはナポリ近郊の地図が描かれていて、アーリオ・オーリオな気分が否応にも盛り上がる。わりと量があったので、もともとガーリック・オイルを入れていた瓶にも注ぎ足し、さらにこちらには揚げたニンニクを砕いて漬け込む。そうすることでより濃厚なものになればと期待。

2日経っていま味を比べてみたら、揚げニンニクを入れた方が確かに味が濃かったけれど、同時に、焦げた匂いも多少ついてしまったかも。肉のソテーだとか、しっかりとニンイクの風味をつけつつ、さらに別のスパイスを効かせるような時にはこちらを使おう。ペペロンチーノのようにミニマルな洗練が求められる時はナポリ君が無難だろう。戸棚のニンニク・チップスはいわば不稼働資産だったけれど、オリーヴ・オイルとの相乗効果で資産価値が上がったなぁ。活躍に期待。

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ジャガイモを食べる人々 その2 http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/11/135722 http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/11/135722#comments Sat, 11 Jul 2009 04:57:22 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/?p=963

ジャガイモのガレットにつづき、ジャガイモ消費作戦その2。土曜日の朝、思い立ってポテト・チップスを作る。簡単で旨いけど、袋詰めで売っているやつのようには、なかなかカラっと揚がらないなぁ。それでも、普段はコンビニで買うポテト・チップスを自家製で食べる、ってだけで楽しい。

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ジャガイモを食べる人々 http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/10/112126 http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/10/112126#comments Fri, 10 Jul 2009 02:21:26 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/?p=948

6月末、茨城のアトリエに行ったら近所のKさんが、穫りたてのジャガイモを段ボールいっぱいくれた。その前にもらったソラマメとニンニクのお礼に行ったのだけれど、また作物をもらって帰ってくることに。そこで僕は、このジャガイモを使って料理をしてみることに。Googleで「ジャガイモ レシピ」なんて打ち込めばすぐに料理の候補が挙がってくるし、180度の油がよく分からなければそう検索すると見分け方が出てくる。いまさらながら、インターネットは生活を変えたなぁ。


Cookpadを見ながらジャガイモでつくったのは、じゃがいものガレット。ガレットってソバ粉のクレープだと思っていたけれど、このハッシュブラウン状のものもガレットと呼ぶのか。ともかく、これを作る。
実はジャガイモのガレット、焼いている途中で断念しかけた。ひっくり返すのが難しそうで、裏返す時に崩れるだろうな、と思ったのだ。オムレツを作るつもりが上手に寄せられず、根負けしてスクランブルド・エッグにしてしまう、あのイヤな感じだ。ところが片栗粉が意外に効いていて簡単には崩れず、さらに頼もしいことに、ツイングリラーが底力を発揮してくれた。
はじめはツイングリラーの深鍋で焼いていたのだけれど、浅鍋をかぶせて鍋ごと裏返せば、崩れたりこぼれたりするリスクを冒さずに反対側を焼けた。これにはオマケがあって、浅鍋についた畝が余分な油を落して、さらに、網目の焼き色をつけてくれる。鍋ごと裏返す大技だと当然一方の面しか浅鍋で焼けないのだけれど、このガレット、ある程度焼けてきたら、鍋を並べて水平方向に滑らせられるくらいには丈夫になる。
何をかけて食べようかと思ったけれど、黒コショウとナツメグが十分効いていたので、そのままでOKでした。

Cpicon 失敗なし!じゃがいもガレット by Piano_eds

勢いあまって、冷凍庫で眠っていた豚のフィレ肉を解凍してトンカツも作ることに。時間もなかったのでレシピ通りに冷蔵庫で寝かさなかったからなのか、2分も揚げたら衣が黒くなってしまった。1分で十分キツネ色になって中までよく火も通っていた。こちらも塩コショウを揉み込んだのが奏功して、ソースなしに衣の香味と豚肉の旨味を味わえたと思う。料理酒に肉を漬けておいたのもよかったのかも知れないけれど、比較対象がないのでこれは信仰に近い。180度の油というのがどういうものか分からなかったのだけれど、このサイトでそれを知る。

Cpicon *うちのとんかつ* by あーべっち

あとは勢いで、茨城の八郷で買ってきた地元のタマネギを薄切りにしてサラダにする。ポン酢で食べようかと思ったけれど、ふと思いついた悪戯心でバルサミコ酢をかけてみる。ちょっと風変わりだけど、バルサミコとタマネギそれぞれの甘味と酸味が織り交ざって、トンカツと一緒に食べるのにはちょうどいい清涼剤という塩梅になった。

仕事帰りの妻にローヌの赤ワインを買ってきてもらうように頼むと、ジャン・ルイ・シャーブ・セレクシオン(Jean Louis Chave Selection)のコート・ドゥ・ローヌ モン・クール(Cotes-du-Rhone Mon Couer) 2007年がやってきた。料理も出来たことだし、我慢できずにデキャンタージュしてすぐに飲んでみると、しばらくはスパイシーさが悪目立ちしていた。けれど、その酸味と余韻が徐々に馴染んできて30分もすると期待していた味になった。ところで、いま知ったのだけれど「モン・クール」って「私のハート」って意味らしい。待てば海路の日和あり、ってこと?(笑)

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