The SYNTAX ERROR Blog » 遊ぶ http://www.thesyntaxerror.net MIT Sloan / London Business School MBA留学記 Mon, 22 Nov 2010 02:24:03 +0000 http://wordpress.org/?v=2.8.6 ja hourly 1 キャニオンニング http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/22/164445 http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/22/164445#comments Wed, 22 Jul 2009 07:44:45 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/?p=981

仲間5人と群馬県の水上温泉でキャニオニングなるものに挑戦。Yちゃんの発案なのだけれど、キャニオニングがどういうものかよく分からない。行きの車でも、ある人はそれを「沢登り」だというし、ある人はそれを「イカダなしのラフティング」だというし、よく分からない。僕に至っては当日の朝、カーナビに目的地を入力するまで、目的地が自宅から200km近くも離れたところにあるなんて考えてもいなかった。とにかく行き当たりばったり。蓋を開ければキャニオニングについての二説はいずれも正解で、ウェット・スーツにヘルメットとライフ・ジャケットという格好で沢を登って、一枚岩の個所をその格好で――いわば天然のウォーター・スライダーのように――滑り降りる、というものだった。帰りに露天風呂に入って帰京。

キャニオニングの最中はツアーのガイドが防水カメラで写真をたくさん撮ってくれて、僕らもいろんなポーズで応えたのだけれど、うっかり買い忘れて帰ってしまう。写真がないのが残念。朝7時ごろに自宅を出て、先に電車で向かっていた仲間を高崎で拾い、水上温泉には11時ごろに到着。ツアー会社のBBQ場でパスタを茹でて、男性陣はさらにおかわり――といっても自炊だけど――までして腹ごしらえ。免責事項に署名して念のために200円の保険にも入って、いよいよ入山。

バスで山に向かい、青い紫陽花の咲く山道を歩いて谷川岳の東黒沢に出る。あとは渓流の水の冷たさを楽しみながら20・30分の軽いハイキング。5mmのウェット・スーツは暑いので、ジャケットは脱ぐ。薄曇りの天気でこれだから、日差しがあったら、足元は清流とはいえ、きっとさぞ暑いことだろう。花散(はなげ)の滝の下まで歩いたら、あとは一枚岩の斜面をいくつか、足から、頭から、あるいは仲間の足を掴んで連なって頭から、楽しく滑り落ちる。童心に帰る興奮を覚える。人間って、本当にいろんな遊びを考えるものだ、なんて半ば呆れ半ば関心してしまう。

帰りには、ツアー会社の受付の地図に載っていたきむら苑という温泉宿に寄って混浴露天風呂を楽しむ。湯船で巻くタオルを貸してくれるのだけれど、まだ外が明るいのとお湯が透明なのとで、混浴はちょっと照れる。けれど、かけ流しのお湯が惜し気もなく流れる先には先刻とは別の沢が流れていて、風呂の周りの竹林は新緑で眩しい。目を転じれば、雲の晴れた空を谷川連峰の峰々が天と地とを区切っていて、とにかく気分がいい。この自然の中にあって、混浴という響きにちょっと浮かれてみたり、実際にはちょっと照れてみたりする、そんな己の小ささを思ってみたり。

関越道の赤城高原サーヴィス・エリアでお土産の刺身蒟蒻を買ったり、遅まきながら風呂上がりの牛乳を飲んだりして一路東京へ。

]]>
http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/22/164445/feed 0
サーフィンと再度骨折疑惑 http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/10/132500 http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/10/132500#comments Fri, 10 Jul 2009 04:25:00 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/?p=956

7月7日と8日は二日連続で鵠沼でサーフィン。7日は腰くらいのトロい波だったけれど、久しぶりに遊ぶ根性のないサーファーにはちょうどいいというか。8日は打って変わって台風のようなうねりがあり、肩から頭くらいの波は力強かった。けれど、強風に煽られてチョッピーな状態で、しかも飛沫がすごくて、オンショアの風と相まってなかなか沖に出られないという心理的に辛いコンディション。さらに近くでパーリングした誰かの板が胸にあたって――僕が避けそびれたのだからしょうがない――、こんどは右の肋骨を骨折したんじゃないか疑惑が発生。骨折力をさらに上げる。夜は都心の金融機関でレセプションがあったりして、地下駐車場の車に載った場違いなサーフボードが、ちょっと誇らしい。

]]>
http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/10/132500/feed 0
ビンジ・ドリンカー http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/06/053303 http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/06/053303#comments Sun, 05 Jul 2009 20:33:03 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/?p=933

7月5日、オフィスに最後の私物を取りに行く。ついでにブランチでも食べに行こうと妻を車に乗せたら、なぜか骨董通りの洋服屋にも寄ることに。骨董通りのパパス・カフェの建物が取り壊されていて、なんだか寂しい。店内のソファで女性誌3誌を熱心に読み比べたところ、「クラッシィ」・「ストーリー」・「ドマーニ」のなかでは「クラッシィ」が最も30代肉食男子の好み(サンプルが偏ってるけど)。外苑前でブランチをして一旦家に帰り、電車で木場公園へ。久しぶりのテニスを4時間堪能。


銀杏並木のロイヤル・ガーデン・カフェで、タンドリー・チキンのサンドウィッチとパストラミのとを妻とシェア。ここは以前は中華料理の老舗・皇家飯店で、古びた内装と名物の酸辣湯麺が惜しい気もするけれど、この新しい店も好きだ。1階はテラスでなくとも開放的な雰囲気で、2階はレトロ・シックで――なぜかホテルの食堂を思わせる――居心地がいい。2階の窓際の席に座ると、手を伸ばせば銀杏の若葉に触れそうなくらいだ。

この店のくるくるとカールしたフレンチ・フライが旨いのだけれど、前から作り方が気になっていた。径が3種類あって、きょうは不行儀を承知で思い切ってそれぞれを組み合わせてみたら、マトリョーシカのようにすっぽりとはまった。ドリル状のものでジャガイモをくり抜いているのだろうか。会計の時に「どうやって作っているのか?」と聴いたら、あのままの形で納品されてあとは揚げるだけなので分からない、という非常に率直な回答。製法が分からなかったのは残念だけれど、うちでも買えるかも知れないというのはいいニュースだ。

木場公園のテニスコートの前には大きな笹が何本も、七夕飾りを揺らしながらしなっていた。テニス仲間は3人いて、僕と入れ違いに1人が帰ったところだという。そんな訳で、ウォーミング・アップもそこそこにひたすらにダブルスを繰り返す。ほぼ1年ぶりなのでなかなか調子が戻らなかったけれど、バックハンドのストロークが一番安定していた。一番苦手で、それゆえに一番意識的に練習したバックハンドが、一番頼りになるなんて。訓練というのは、つまりこういうものなんだなぁ。

1,2時間プレーしているとさらに2,3人の仲間がやってきて、いよいよ試合らしくなる。結局4時間プレーして、木場駅ちかくの居酒屋で打ち上げ。乾いた喉に冷えたビールを流し込む。飲み放題だというので、年甲斐もなく貪欲に飲む。ちょうど行きの電車で読んだアゴラ3月号の記事(まだ古雑誌を読んでいる)によると、これを「ビンジ・ドリンカー(Binge Drinker)」というらしく、イングランドでパブの営業時間が午後11時までという制限があったころ、閉店前の駆け込み飲酒が社会問題になったという。

ビンジ・ドリンカーの気持ちはよく分かる。飲み放題でなくとも、閉店前にできるだけ飲んでおかないと損、というか。ちなみに、イングランドはこのビンジ・ドリンカー対策でバーの営業時間を延長したものの、結果は急性アルコール中毒などによる救急車の出動は20%増、飲酒がらみの暴力犯罪は25%増だったという。これには色々な理由があるらしいけれど、トホホとしか言いようがない。禁欲的なマサチューセッツはお酒にも厳しいというから、僕もいまのうちに日本流の暴飲を楽しんでおこう。買い物やカフェやテニスと、東京もいまのうちに楽しんでおこう。ビンジ・ドリンカー根性でハングリーに行こう。

<p><a href=ttp://r.tabelog.com/tokyo/A1306/A130603/13058721/rel=abelog 33cc4d5c65bdd6747d4d9a57f929d879bc2adbf>Royal Garden Cafe (カフェ / 青山一丁目、外苑前、乃木坂)</a><br /><span style=olor: #FFD700;gt;★★★</span><span style=olor: #A9A9A9;gt;☆☆</span> 3.0</p>

]]>
http://www.thesyntaxerror.net/2009/07/06/053303/feed 0
早起きは三文の徳 - 出勤前サーフィン http://www.thesyntaxerror.net/2009/06/14/131326 http://www.thesyntaxerror.net/2009/06/14/131326#comments Sun, 14 Jun 2009 04:13:26 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/2009/06/14/131326


 5月20日、朝5時に家を出て6時過ぎには鵠沼海岸。波は腰程度だったけれど、あんまり高いとゲット・アウトするのに疲れてしまうので、軟弱なサーファーにはこれくらいがちょうどいい。1時間半ほどボーっと波待ちして、時々思い出したように波に挑戦してみたりして、9時半にはスーツを着てオフィスへ。



 サーフィンはいつも、気付きをくれる。波待ちのとき、遠くを見れば板が安定する。安定感がある人って、海でも陸でも長期的な展望を持っているんじゃないか、とか。あるいは、制御できるものとできないものの違いについて。僕たちは海に波を起こすことはできなくても、頑張ってパドリングして波に乗ることはできる、とか。そして何よりも、地球はデカい、とか。特にオフィス・ワーカーは、地球の大きさと多様性について、ビタミン剤を飲むように定期的に意識を向けることが大事なんじゃないかな。

]]>
http://www.thesyntaxerror.net/2009/06/14/131326/feed 0
ブリ大根とヴァイオリン - 生涯初等教育 http://www.thesyntaxerror.net/2008/03/04/072335 http://www.thesyntaxerror.net/2008/03/04/072335#comments Mon, 03 Mar 2008 22:23:35 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/2008/03/04/072335


 渋谷でブリのカマと大根と生姜をいそいそと買い込んで家に帰る。ブリ大根を作るのだ。京料理を食べて日本食に目覚めたところで、たまたま見た旅番組が北陸の郷土料理としてブリ大根を紹介していたからだ。いろいろ自分でやってみないことには、分からないことも多い。そんなわけで、食後はヴァイオリンの練習。家庭科のあとは音楽。死ぬまで小学生宣言。


 ブリ大根は、キッコーマンのレシピを表示させた携帯電話を睨みながら料理。醤油と味醂だけでなかなか旨くなるから、さすが醤油会社のレシピ。独断で料理酒を入れてみたりして、このイタズラが楽しい。料理酒を入れた僕のその判断ゆえに、抜群に旨くなった気がするからだ。
 「落としぶた」が家になかったので省略したけれど、それにはどんな効果があるのだろうか? 鍋の蓋じゃあダメなんだろうか? おそらく料理酒と同じように、落としぶたをした、という心理的効果は大きいだろう。とはいえ、それだけなら今回のように「落としぶたなんか要らない」という気力でなんとか乗り越えることも出来たはずだし、それで済むなら落としぶたは淘汰されていたはずだ。あくまで謙虚に、あくまで基本に忠実に。次回は用意しよう。
20080228224024.jpg
 食後はヴァイオリンで、習ってきたばかりの「メリーさんの羊」と「かえるの歌」を弾く。すっかり忘れかけていた曲たちだけど、そのメロディとともに初々しい挑戦の気持ちがよみがえってくる。もちろん、音程はなかなか合わなかったり、合ったと思ったら隣の弦を触ってしまっていたり、道程は長い。そして、楽しい。
 弦楽器のなかでもヴァイオリン(やらチェロやら)は、弦を擦るから擦弦楽器というらしい。ギターは中学生のときに音楽の授業でやったけれど、もちろん弓は使わないから擦弦楽器デビューだ。それだけで嬉しい。それはちょうど、まさに中学生のときにギターを初めて抱えたあの気分と同じだ。そうかこれは、音楽の授業なのか、と思う。
 義務教育というのはよく出来ていて、好き嫌いに関わらず一通りのことに出会う。ところが、大人になると仕事を除いてそういう機会は著しく減ってしまう(ゆえに仕事の面白さが増すのだけれど)。だからこそ、こうやって自ら家庭科だの音楽だのといった、人生の必修科目を意識的に履修しよう、というキャンペーンが大きな意味を持つのだ。
 巧拙は二の次で、世界の大きさに自分の関心を合わせるべく、ちょっとだけストレッチする。これが、死ぬまで小学生宣言。なんて思いながら「メリーさんの羊」と格闘する。

]]>
http://www.thesyntaxerror.net/2008/03/04/072335/feed 0
カード・カウンティング - その1 http://www.thesyntaxerror.net/2007/12/23/064754 http://www.thesyntaxerror.net/2007/12/23/064754#comments Sat, 22 Dec 2007 21:47:54 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/2007/12/23/064754

 カジノで勝つのは誰しも抱く夢で、その夢は幾度破られてもなお、カジノに一歩足を踏み入れるたびに鎌首をもたげる。高校生のときにオーストラリアのゴールド・コーストで挑んだのを皮切りに、アメリカのラス・ベガスとリノ、フランスのジュアン・レ・パン、とひたすら苦い教訓を重ねている。だから、近頃は「勝ち負けじゃなくてゲーム自体を楽しめればいいじゃないか」なんて大人びた考えを持つようになった。

 でも、それは本音じゃない。もちろん。本音だった試しすらない。本音は勝ちたいに決まっているし、勝つためにカジノに行くんじゃんか。そして今回、ラス・ベガスで僕は恐るべきパートナーたちを得て、ついにカジノで勝つ。しかも運だけじゃなく、戦略(と運)によって。リターン・オブ・ザ・悪ガキ魂。

 ふたりの友人は、ブラックジャックでディーラーが配ったカードを、ある程度覚えることができて、ゆえに、残りのカードの傾向を判断することができる。カードがシャッフルされたところでゼロからはじめ、A・J・Q・Kといったハイ・カードが出現したらマイナス1、2~6のロー・カードが出現したらプラス1、という具合に数えていく。

 その数が正で大きければ、ハイ・カードが多く残っていて、ゆえにブラックジャックなど高得点を得る確立が高く、多くの金額を賭ければ良いことになる。もちろん、残りのカードが少なければ少ないほど、その的中率は高くなる。まぁ、書けばなるほどという感じだけど、これを適度に会話しながら、また、そもそも戦略に疎い僕に「ヒット」だの「ステイ」だのと指示を出しながらやるのは離れ業だ。

 初日、僕は彼らと並んでテーブルにつき、友人の出すサイン(これは秘密にしておこう)に従って、25ドルから400ドルまで賭け金を調整した。もちろん、その前に、自分のカードとディーラーのカードの組み合わせで、いかにヒット/ステイ/ダブル/スプリットと対応すべきかについて、みっちり研修を受ける。

 その結果、僕たちは40・50分ほどで1,000ドルちょっと儲けて、これ以上続けるとカジノに見つかって追い出される、ということで引き上げた。カード・カウンティングはもちろん違法ではないけれど、当然カジノは嫌がるし、カジノは私有地だから出て行けと言われたら、それに従うしかないそうだ。そんな訳で、僕の友人は、ラス・ベガスのいくつかのカジノで出入禁止ないしはブラックジャック禁止、という栄誉に与っている。

 初めての僕は「出資」をしていないから、仮に負けたとしても損失を負担することもなかったのだけど、勝ちを受け取ることもできない。これはまさしく資本と経営の分離で、僕は気楽なサラリーマンとして新しい世界を満喫する。さて、これに味をしめた僕は、翌日以降は、夜は観劇、昼(ないし深夜)は共同事業者としてブラックジャック、という極度にラス・ベガス的な生活をはじめる。

]]>
http://www.thesyntaxerror.net/2007/12/23/064754/feed 1
カジノのコンプ http://www.thesyntaxerror.net/2007/12/23/055237 http://www.thesyntaxerror.net/2007/12/23/055237#comments Sat, 22 Dec 2007 20:52:37 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/2007/12/23/055237

20071223055949.jpg

 今回のラス・ベガスはアメリカの友人が航空券もホテルも用意してくれたのでホイホイ行ったのだけど、よくよく聞いてみたらホテルはカジノのおごりらしい。ホテルはマンダレイ・ベイのストリップがよく見える部屋で、普通なら1泊300ドルくらいするはずだ。ここが4泊もタダ?

 よく、カジノが上客に部屋や食事をおごると聞くけれど、遠い世界の話だと思っていた。よもや、間接的に自分がその恩恵に与るとは。ということで、その仕組みを、ラス・ベガスについてのウェブサイトまで書いているその友人に聞いてみた。

 まず、こういった優待はComplimentaryを略して「コンプ(comp)」というらしい。そして、その金額は、ハウス・エッジの3分の1が相場だそうだ。ハウス・エッジというのは、スロットなりビデオ・ポーカーなりブラック・ジャックなり、それぞれのゲームに固有なカジノ側の純数学的な優位だ。

 仮にルーレットのハウス・エッジを5%として、僕が300ドル賭けたとすると、それだけでカジノは理論上、15ドル儲けることになる。そのルーレットで僕が実際に勝つかどうかは問わない。なぜなら、僕が1度や2度勝とうが、膨大な回数を重ねれば結局のところ、カジノは5%分必ず勝つのだから。

 さて、上の例でいう15ドル分のカジノ・エッジを多少還元しよう、というのがコンプの発想だ。そこで、この例だと15ドルの3分の1の、5ドル分のコンプが付与されるってことらしい。このコンプは、写真のようなカードにある番号と紐つけて記録されているそうだ。

 ちなみに、スロットやビデオ・ポーカーのようなマシン・ゲームならいざ知らず、機械的に賭け金を把握できないテーブル・ゲームはどうするのだろう? 友人によると、ゲームをしていた時間と平均の賭け金額から計算するそうだ。カードを出して現金とチップを交換して席に着くととその時刻が記録されて、チップを現金に交換して席を立つとその時刻が記録される。ここから僕の滞在時間が計算される。

 次に、テーブル群を巡回している係員が僕の平均的な賭け金額を記録するそうだ。あとは、僕の滞在時間と、僕の平均的な賭け金額、時間あたりのゲームの回数と、そして、そのゲームのハウス・エッジをかければ、カジノの論理的な儲けが出てくる。そして、その一定割合を僕に還元してくれる、ってわけだ。

 僕が特に面白いと感じたのは、カジノは僕が短期的にいくら勝とうが負けようが、そんなことを気にしないってことだ。言い換えれば、短期的に僕がいくら勝とうが負けようが、その結果におかまいなく、カジノは僕が一定額を負けてつづけている、って仮定しているわけだ。特に面白い、と書いたけど、特に面白くない部分と言うべきかな(笑)。

]]>
http://www.thesyntaxerror.net/2007/12/23/055237/feed 0
テニス/ちいさい秋 http://www.thesyntaxerror.net/2007/12/04/230318 http://www.thesyntaxerror.net/2007/12/04/230318#comments Tue, 04 Dec 2007 14:03:18 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/2007/12/04/230318

 暦の上では冬だけど、神宮外苑は「いちょう祭」の真っ最中だし、銀杏並木は黄金色だし、「黄葉」も「銀杏」も秋の季語だから、ちいさい秋。でも、本当にちいさいのは秋じゃなくて、僕だ。

 神宮のテニスクラブでレッスンを受け始めてかれこれ1年。そして、きょう、初めて的(まと)にボールを当てた。コーチの深めのボールをアプローチで返して、その返球に対してロー・ボレーを返す、という練習でだ。ベース・ライン中央に6個並べられた高さ20cmばかりのコーンの、なかほどのひとつにヒット。


 言うまでもなく、いつもいつもいつも狙っていたコーンだ。誰かが当てるたびに羨望とも絶望ともつかない気持ちになっていた。ブランクがあまりに長かったとは言え、テニス歴だけは長いのに、なんで当たるのが自分の打球じゃないんだろう、って。

 そして、きょう、ヒット。当たったことにも驚いたけど、それを上回るメタな驚きは、僕は「的に当てた喜び」を全く表現しなかった/できなかったことだ。嬉しすぎて。

 ボールの弾道がターゲットに当たることが分かった時、それ以上見てられない。次のひとのためにコートから下がる。パコーンという、的に当たった音を背中に聴きながら、「この音はお土産にするしかない」って感じで気持ちのラッピングをはじめる。

 コーチが「ナイス・ショット」って言ったのが聞こえた気がするけど、いや、たしかに聞こえたんだけど、後ろ向きで次にポジションに移動中だったし、ってことで返答を辞退。これはいわゆる「無視」なのかも知れないけど、本能的な歓喜がここまで極まると、他人と共有するっていうレベルじゃねーぞ、と。

 その後も含め、僕は普段はショットのたびに「アー!」とか「オー!」とか声を出すし、ネットにかかったりアウトすると「あー」とか「なんだよ」とか嘆くし、パートナーにはいちいち「ナイス・サーブ!」とか「ジャストです!」とか声をかける。つまりはコート上での感情表現は豊か、——ないしは、過多——なのに、嬉しすぎると何も返せない、ってことを知る。

 そう知って脳裏に流れた曲は、チャゲアス「Yah Yah Yah」。♪必ず手に入れたいものは/誰にも知られたくない。

 そのあと嬉しかったのは、ハード・ヒットの打ち合いでコーチに勝ったこと。あとで、コーチが「手が痺れて痛い」と言った時には、ちょっとした征服感と、コインの両面のような罪悪感。なにしろ、そのとき相手してくれたコーチは女性だから。征服感のぶん割り増しで、気遣う言葉をかける。

 はい。きょう、僕はテニスの練習で的のひとつにボールを当てて、女性コーチをハード・ヒットで負かしました。どちらも、とても嬉しいです。ちいさい僕。ちいさい秋。

]]>
http://www.thesyntaxerror.net/2007/12/04/230318/feed 0
ゴルフ&バー ピボット http://www.thesyntaxerror.net/2007/09/10/233820 http://www.thesyntaxerror.net/2007/09/10/233820#comments Mon, 10 Sep 2007 14:38:20 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/2007/09/10/233820

20070908193912.jpg


 土曜日の箱根でラウンドをして、たぶん温泉と思われる風呂に浸かって、ケーキを食べて恋愛話に花を咲かせて、つまるところ充実の土曜日だった。なのに。帰りの車中で、A嬢が持ってきた雑誌「Regina」に載っているある店が話題に。

 ちなみに、女性向けゴルフ・ファッション誌「Regina」は僕がまたもや領空侵犯で気になっている雑誌だ。『私たち「スコアよりもウェア」です!』っていう潔さが好きだ。一緒にラウンドするなら、すんごく上手いけどウェアがなんかダサい女の子か、その逆か(進行は後続組に気兼ねしない程度)、って胸に手をあてて考えた先人がいたんだろうねぇ。

 さて、その「Regina」に載っていたのは、ゴルフのシミュレーターを囲んで飲めるという妙なバーで、六本木にあるらしい。ちょうどその前、車中で「途中で食事をするスポーツってゴルフくらいだよね」と笑っていたもんだから、「飲みながらやるか!?」ってことで人類のぐうたらな進化を確認すべく、六本木へ。

 土曜の昼下がりの六本木ってのも新鮮だけど、せっかくだからマイクラブでってことでキャディーバッグを担いでそのバーへ。勢いあまってサンバイザーかぶって入店して、新奇というか珍奇な自分。シミューレータはよくできていて、午前中の癖がそのまま画面にでるもんだから一同爆笑。

 でも、広くはない店内で思いっきりスクリーンに球をぶつけるわけだから、隣やら背後やらでドライバーを打ったりすると凄まじい音でちょっと怖い。お店は合コンに使うことを推している節もあるけど、常に誰かが入れ替わり立ち替わり打席に立ってちゃ話にもならんだろう、と。

 結局2時間くらいいて、2ホール回って、飲んで食べて、2万数千円。打ちっ放し行ってからバーに行ったほうが楽しい気もしつつ、珍奇な東京を満喫。というか、自然のなかで本物のゴルフをしたあとに、わざわざ六本木のシミュレーターで遊ぶなんて、というところが一番の醍醐味だったりして。

ゴルフバー Pivot
港区六本木3−14−9 ユア六本木5F
03-5413-4440
http://www.golfpivot.com/



]]>
http://www.thesyntaxerror.net/2007/09/10/233820/feed 0
箱根園ゴルフ場 http://www.thesyntaxerror.net/2007/09/10/225559 http://www.thesyntaxerror.net/2007/09/10/225559#comments Mon, 10 Sep 2007 13:55:59 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/2007/09/10/225559

070908_0958~02.jpg
 新しく買ったウェッジを試したくて、水曜日に急遽メンバーを集めて土曜日にラウンド。行き先は箱根プリンスホテルの箱根園ゴルフ場。寝坊したり車中の会話に夢中になって小田原厚木道路に分岐しそびれて大井松田経由になったりしつつ、それでも、1時間半くらいで着いちゃうから神奈川ギザカワユス。

 M君とA嬢の3サムということもあって、のんびりとプレー。試したくってうずうずしていたナイキのウェッジは素敵なバックスピンを見せてくれて、グリーンまわりの精度が上がったのは喜ばしい進歩だったし、その発展型としてピンを意識したアプローチができるなったのは嬉しい予感。

 そんな甲斐もあって、スコアは自己ベストの107。10X達成って年初に宣言した今年の目標は第3四半期に前倒しで達成。次の目標を100切りに上方修正。10Xがコンスタントに出せるようになれば、それほど気を使わなくてもいろんな方とラウンドできるんじゃないか、とささやかに期待。

 芦ノ湖を見下ろすコースは、何ホールかがドライバー禁止だったのがM君の不満だったけど、いい練習になるコースだったなぁ。グリーン・フィーが14,000円というのはリーズナブルで、ロッカー・ルームだとかの施設が多少シャビーな感じは否めないけど、ま、そんなの関係ねー。と。

 だって自己ベストだし。



拡大地図を表示



]]>
http://www.thesyntaxerror.net/2007/09/10/225559/feed 0
セル生産方式のドライビング・レンジ http://www.thesyntaxerror.net/2007/09/09/150109 http://www.thesyntaxerror.net/2007/09/09/150109#comments Sun, 09 Sep 2007 06:01:09 +0000 Syntax http://www.thesyntaxerror.net/2007/09/09/150109

 きのうのゴルフで、M君におもしろい話を聞いた。打ちっ放しでゴルフの練習をするとき、コースを回っていることをイメージするのだそうだ。いわく、1球目をドライバーで打って球が左にそれたら、2球目を右に向けてアイアンで打って、その距離感が違ったら3球目をウェッジで打って微調整するとか。


 その話を聞いたとき、僕はゴルフというのは練習に至ってもなお、かくも内省的なスポーツなのかと半ば辟易した。けれど、同時に僕は、きのう自己ベストの107を叩き出したこともあって士気も高揚していたから、きょう早速試してみた。目黒ゴルフ練習場でアイアンを100球ほど打って、ちょっと飽きてきたところで半信半疑でやってみて、これがなかなかいい練習方法だと悟った。

 たとえばドライバーばっかり打っていると、段々調子が出てきて上手くなった気がする。でも、本番で3球連続でドライバーを打つ機会なんてなくて、大事なのは最初の1球だけだ。アイアンも同じ。ウェッジも同じ。1打ごとにクラブを変えればそういうリアリティに否応なく気づく。1球の大事さ、1打の重み。いままではただ打ちっ放してただけだから、こんなのなかったなぁ。

 そして、1球1球にストーリーが出てくるわけだから、やってて楽しい。打球が左に曲がったとしても、いままでは「あーあ。ま、次いくか、次!」って感じだったのが、この練習方法だと「よし次でリカバリーしよう」ってな具合で前向きかつ現実的になってくる。それまで50球打っても漠然とした満足感しかなかったのが、5球打てばホールアウトしたかのような達成感が湧いてくる。

 これって、同じ箇所をひたすら加工するベルトコンベアーの流れ作業方式から、ひとりひとりが最後までひとつの製品を製造するセル生産方式への転換だ。なるほど。ゴルフが、原料であるただひとつの球をして18の工程を通過せしめる作業だとしたら、大量生産というよりもハンドメイドな製造業なんだから、練習方法もそれに則った形がいいわけだ、と納得。
]]>
http://www.thesyntaxerror.net/2007/09/09/150109/feed 0