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旅する Archive
瞑想のアナーキズム - 青龍寺
4月29日、中学校の同級生たちと御殿場の青龍寺を訪ねる。僕たちが前にこの寺を訪ねたはたしか中学3年生の春だから、それから15年経って倍の年齢になっての再訪となる。中山和尚と昼食をご一緒して、寺の本堂と縁側でそれぞれ30分の座禅をする。そして、お茶を飲みながらの哲学談義。新緑の晴天の下、静かな禅寺での思索は最高の知的散策を与えてくれた。考えるってのは、それ自体がアナーキーな魅力を放っているように思える。
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ほうとうの県外者 - 御食事処 歩成
ほったらかし温泉のあとは名物ほうとうを食べようということで、同僚のR君が勧めてくれた一味屋という店をカーナビで探していくのだけれど、「目的地周辺」でも見当たらず電話をかけても出ず。午後7時半には閉まってしまうのか? そこで、誰もいない葡萄工房ワイングラス館という施設の駐車場で携帯電話をひらいて食べログで山梨市のほうとう店を検索。けれど、検索の結果に関わらず歩成という店の店構えに吸い寄せられる。これは正解だったみたいで、新鮮な馬刺しと熱々のほうとうに舌鼓を打つ。
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風の吹くまま露天風呂 - ほったらかし温泉
- 2009-03-29 (日)
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大山山頂からヤビツ峠に戻っても、まだ陽は高かった。このまま帰京するのは惜しい気がしたので、ETC割引もあることだし――それがどんなものかはよく知らないけれど――、もう少し遠出を楽しみたくなった。そこで名前が挙がったのが、クチコミで聞いた勝沼のほったらかし温泉。午後3時頃に大山を下山して、まだ明るいうちに勝沼に到着。こんな気まま――というか無計画な――旅はカーナビがあるからこそ。技術はしばしば、「便利」を超えて新しい体験の類型を創出するんだなぁ、なんて、湯船から甲府盆地を見ながら思う。
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一味平等 - ヤビツ峠から大山登頂
- 2009-03-29 (日)
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3月28日、大山登山に挑戦。前回登ったのはたしか10年以上前だけれど、果たして大丈夫かなぁ? はじめは蓑毛からヤビツ峠を経由して登頂するルートを考えていたのだけれど、前夜2時まで飲み歩いてしまったので出発も遅れ、蓑毛に着くころには正午になってしまった。そこで、蓑毛には駐車場が見当たらなかったこともあってルートを短縮し、ヤビツ峠から登山開始。ヤビツ峠ではなんと粉雪が舞ったりして、多少ビビりつつも無事に登頂。山頂では安倍・元首相に会うというオマケつき。
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ジプシーの呪い - ヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」

2月28日、メトロポリタン歌劇場(Met)でヴェルディ(Giuseppe Verdi)「イル・トロヴァトーレ」(Il Trovatore)を観る。前日東京で観たジンガロ「バトゥータ」が描いた自由の民としてではなく、どこか空恐ろしい呪詛の民としてジプシーが描かれる。ジプシーの女アズチェーナが、先代の伯爵に母を殺された報復に、その伯爵の子である次代の伯爵をしてその実の兄弟(お互いにそうと知らない)を殺させる、という復讐劇だ。多少無理のある筋書きでも、しかし、壮麗なアリアの連続がぐいぐいと観客を牽引していく。「復讐は成った!」というアズチェーナの最後の叫びには無常感とカタルシスが同居していて、この「引き」の目線が本作の醍醐味なんじゃないかな。
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