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旅する Archive
バベルの塔の破片の破片 - コクニー、クッキー、ビスケット。
初めてPodcastでABCのWorld Newsを観る。なんで今まで試さなかったんだろう、というくらい便利。しかもスクリプトまでオンラインで買えるみたいで、もはや英語の勉強のためだけにスカパーやCATVでCNNとかに入る時代じゃないんだね。それはともかく、新鮮だったのは街頭インタヴューのロンドン英語(cockney)に字幕が入ったこと。この手の字幕(いわば「『からくりビデオレター』字幕」)、東南アジアやアフリカの人のインタヴューでは見覚えがあるけれど、でも、インド人では見たことがなかったかな?というのが寡聞ながら僕の印象だったからだ。
Day 3 - ヨセミテ国立公園からデス・ヴァレー国立公園まで
- August 2, 2008 10:53 PM
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きょうは移動日だ。いや、正確に言うときょうは移動日の始まりだ。僕らはカリフォルニアのヨセミテ国立公園からネヴァダ州を跨いでアリゾナのグランド・キャニオン国立公園へと、2日間かけて1,100kmを走るのだ。きょうはヨセミテを発ってタイオガ・パス(Tioga Pass)を行き、そして395号線の風景を下ってデス・ヴァレー国立公園で投宿しようという算段だ。ただし一日の大半を車中で過ごすのも癪なので、早朝の軽いハイキングでヨセミテとの別れを惜しむ。
Day 2 - ヨセミテ国立公園にて
- August 1, 2008 12:15 AM
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朝は6時くらいに起きて、森が切り取った小さな青空の下、ガス・バーナーでお湯を沸かして紅茶を淹れる。たったこれだけのことで、カレンダーの1日うしろにおいてきた東京の喧騒が、ずいぶんと遠くに感じる。休暇だ! 僕らが滞在するカリー・ヴィレッジ(Curry Village)から、ツアー・バスが発着するヨセミテ・ロッジ(Yosemite Lodge)まで、始発に近いのシャトル・バスで渓谷の朝を眺めつつ20分ばかり移動。新宿で買ったばかりの登山靴の紐を締めて、きょうはパノラマ・トレイル(Panorama Trail)という登山道を目指す。山の上から渓谷へと降りてくるのだ。道程13.7km、標高差975m。
Day 1 - サン・フランシスコからヨセミテ国立公園まで
- July 26, 2008 6:18 AM
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JL2便がサン・フランシスコ国際空港に降り立つ直前、僕は入管書類の滞在先に「ネヴァダ州ラス・ヴェガス、MGMグランド」とだけ書いた。ヨセミテだのデス・ヴァレーだのグランド・キャニオンだのというよりも、最終滞在地のポピュラーな観光地のほうが"通りがいい"と思ったからだ。ところが係員に「どうやって行くんだ?」と聞かれるから、僕は正直に「運転していきます」と答える。サンフランとヴェガスは900kmも離れているのに。すると係員は、「じゃあデス・ヴァレーも行くのか?」という。なんとも察しがいい。「そうです。加えてヨセミテにもグランド・キャニオンにも行くんです。」と話したら、係官はアメリカを代表するかのような満足の笑みを見せ、そして僕らは「よい旅を」と快く入国を許される。こうして、実は900kmどころではない、2,000kmの旅がはじまる。
プレイメイトとデートするような - フォード「マスタング」
- July 24, 2008 4:35 AM
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高校に通じるケヤキ並木には、いつも大抵、緑色でおまけにコンヴァーティブルのマスタングが停まっていた。それは決まって健康診断なんかをやる建物の前にあったから、おそらくは大学病院の医師のものだったのだろう。ともかく、そのアメリカ車は僕の高校時代の憧れだった。だから、サン・フランシスコのハーツの駐車場で、僕の名前が書かれた区画に銀色のマスタングが待っているのを見た時の驚きと興奮といったらない。ティーンの頃に憧れたプレイメイトと今、思いがけずデートするんだぜ。
重装歩兵の孤独な兵站 - JALフライトキャディサーヴィス
- July 23, 2008 5:14 AM
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1週間ほどかけて、少々早足ではあったけれど、アメリカのヨセミテ国立公園、デス・ヴァレー国立公園、グランド・キャニオン国立公園を妻と巡ってきた。最初の問題は荷物の量だった。グランド・キャニオンではキャンプをするから、テント、イス、テーブル、寝袋、登山靴、食器の類。最後に寄るラス・ヴェガスでは多少洒落込みたいので、ジャケットと革靴。大きなスーツケースと、僕本人が入れるほどのダッフル・バッグで合わせて60kgにもなる。これに身辺用品のキャリー・オンが加わる。この重装歩兵のごとき装備でもなお、旅の幕開けを快適に迎えられたのは、はじめて使うJALフライトキャディサーヴィスのおかけだった。
あらすじ買い - ストラヴィンスキー「放蕩者のなりゆき」
英国王立歌劇場のスケジュールを確認したら、水曜日はストラヴィンスキー「放蕩者のなりゆき(The Rake's Progress)」という作品が上演されるようだった。結局、その晩は会食になって観劇は叶わなかったけれど、ストラヴィンスキーのこの作品、なかなか面白そうだ。それにしても、英国王立歌劇場(Royal Opera House)がYouTubeで興行の告知をしているのには驚いた。
ガッツだぜ - ステーキ・アンド・キドニー・パイ
美術館で3時間も立ちっぱなしで絵画と対峙していると、さすがに腹が減る。そこで、前から気になっていた英国料理、ステーキ・アンド・キドニー・パイ(steak and kidney pie)を試すことに。JALが機内でくれるガイドブックによると、ザ・ウィンドミル(The Windmill)という店が良さそうだったので、リージェント通りまで足を延ばして遅めの昼食を、けれど時間を気にしつつ急いで食べる。この英国風モツ煮、必要にして十分の濃厚さで意外にもクドさがない。ちょっとガッツィーなビーフ・シチュー、といったところだ。
豊潤の3部屋 - 英国国立美術館
ロンドン二日目の打ち合わせは午後3時からだったので、いろいろ思案した挙句、英国国立博物館(The National Gallery)に行く。もちろん何点かの目当てはあったけれど、ちょっとした暇つぶしのつもりだった。けれども、近代絵画のあまりに豊潤な収蔵品に取り憑かれ、結局は年代別に並んだ展示室のうち最後の3部屋で4時間もつかまってしまった。僕は思い立って、一冊のメモ帳――表紙はゴッホ「糸杉のある麦畑」だ――を急いで売店で買って、その3部屋の展示作を余さず書き留めた。個々の感想の前に備忘として書いておこう。
英文法の深淵を覗く - 「実戦ロイヤル英文法」
派手なカジノ映画を観た2時間を除くと、僕は飛行時間の大半を極めて地味な英文法の本を読んで過ごした。僕はこのところ英語の勉強をしていて、話の内容にも負けず劣らずいい加減な僕の英語をなんとかしたいと思っている。そこで書店で見つけたのが「実践ロイヤル英文法」。"There is/are ..."みたいな「知ってるつもり」の構文でも、そのあとに最上級を除いて定冠詞"the"は来ちゃダメだとか、「忘れていた」というよりもそもそも「知らなかった」ことが出てくる。これは発見だ。
映画「ラスベガスをぶっつぶせ」
ロンドンに向かう機内で、映画「ラスベガスをぶっつぶせ」を観る。MITの天才青年がブラックジャックでカード・カウンティングをする話なんだけれど、僕は去年の冬にラス・ヴェガスでまさにこのカード・カウンティングのお先棒を担がせてもらったので、あのスリルが蘇るようだった。一方、こんな映画が世に出るくらいだから、もう、カード・カウンティングは過去のものになりつつあるのかも知れない。
世田谷、ウェストミンスターを破る
この写真は僕が2007年の8月に近所で撮ったもので、道路標識か何かの柱に巻かれていた世田谷区の区章だ。結論から言ってしまうと、この区章は素敵だ。フィッシュマンズのアルバムに「宇宙 日本 世田谷」というのがあるらしい。僕はそのアルバムを聴いたことがないけれど、世田谷(区章)の強さを宣言している点において大賛成だし、それがために聴いてみてもいいと思う。さて、その世田谷(区章)がついに英国ウェストミンスター(市章?)を打ち破った。もちろん、道路標識か何かの柱の話だ。
100パーセント超の男の子 - 村上春樹「カンガルー日和」
空港で買ったもう1冊の本は、村上春樹の「カンガルー日和」だった。自宅か、あるいは実家の書棚には同じ本が並んでいるはずだけど、僕は短編「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」を読み返す必要を感じていた。気に入った箇所を3つ、書いておこう。
イエロー・キャブ
- June 9, 2008 10:11 PM
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空港からマンハッタンに向かうタクシーで思ったことを書き留めよう。ひとつは、人種のサラダ・ボウルとしてのアメリカの確認。ふたつめは、プロフェッショナルにおける時間給についての疑問。最後に、座席の人生に対する影響力について。
ホエア・シャル・ウィ・ゴー? - 野口嘉則「3つの真実」
ジョン・F・ケネディ空港の入国審査は混んでいて、それなりに快適だった空の旅の余韻も、一気に二流市民という現実がかき消す。正確に言うと、僕は市民ですらないから、つまり、アメリカから見れば潜在的なテロリストということだ。この国に降り立つともれなく、そういう貴重な気分が味わえる。けれども、読み終えたばかりの「3つの真実」は、このささくれ立った気分と状況にも一条の光明を与えてくれた。
乾くるみ「イニシエーション・ラブ」
恋愛は、ミステリーだった。機内で読むものが欲しくなって、わざわざシャトルに乗って第二ターミナルの"離れ"にある三省堂まで行く。以前「のだめ」を買ったように、搭乗直前の買い込み。「評判通りの仰天作。必ず二回読みたくなる小説など、そうそうあるものじゃない。」という帯に惹かれて買ったのが、この乾くるみ「イニシエーション・ラブ」。裏表紙には「青春小説――と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する」なんて書いてある。気になって仕方ないので、騙されたと思って読んでみた。そして、騙された。筆者の痛快無比なトリックに。
野口嘉則「3つの真実」
空港に向かう電車のなかで、野口嘉則「3つの真実」の後半を読み終える。この本はX氏が僕にくれたのだけれど、役員秘書からこの本の入った封筒をもらった時、正直に言って僕は警戒した。当初の僕の意図とは無関係に、しかし、結果的に、僕のある提言がX氏の職業上の地位を脅かしていたからだ。だから、この本の――あるいは、この本を渡されたことの――趣旨は、恨み節でも言い訳でも仕方なかった。僕は生まれて初めて、道義的な義務感から本を読んだ。けれど、この本の内容は温かみに満ちていて、僕は、わだかまりが溶けていくのを感じた。
妄想旅行 - レンヌ
- May 10, 2008 11:23 PM
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ランスが思いのほかパリから近かったので、モン・サン=ミシェルに足を伸ばそう。ちょうど先月、ブルターニュ特産の蜂蜜酒をパリで頑張って探したこともあって、僕はブルターニュが気になっている。気になったから探した、とも言えるけれど憧憬はマッチ・ポンプ式に作用する。レンヌを通るようだから、ここでも一泊して、と妄想は膨らむ。妄想とはいえ、即実行可能な水準まで調べるのを信条としよう。
妄想旅行 - ランス
- May 10, 2008 5:03 AM
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機内で調節した上に寝酒をあれほど呷ったのに、時差ボケで夜明けに目が覚めてしまった。所用で都内のホテルなどを検索していたら、ついつい旅の気分が昂って脇道に逸れ、気づけばランスについていろいろ調べていた。それはそれで後日の実用にも堪えそうなので、メモしておこう。
愛の港に平和を求めよ - 英国王立歌劇場/ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」
ロンドンに着いて会食の予定を最終確認し、空き時間を確かめる。泊まっているコヴェント・ガーデン(Covent Garden)は劇場街だから、オペラを観よう。王立歌劇場のサイトを見るとヴェルディの「シモン・ボッカネグラ」という作品が上演中で、座席も僅かに残っている。50ポンドの桟敷席を見つけて早速予約する。そんな"飛び込み"の観劇ながら、話の筋も音楽も素晴らしかった。男子の権力闘争と女子の愛。平和は愛の港にこそあるんだよね。
コヴェント・ガーデン王立歌劇場
空き時間ができた。絵画を愛する上司は国立美術館に、歌劇をかじる僕は王立歌劇場に行く。1週間ほど前にニュー・ヨークのキャバクラでオレンジレンジを歌いながら半裸になっていたのと同じ組み合わせだけど、守備範囲の広さが売りなのです。さて、王立歌劇場。歌劇そのものの話とは別に言及したくなるほど、素晴らしい劇場だった。多くの歌劇場を知っているわけではないけれど、ダントツの予感。
神と我が正義、そして、我が権利
観劇のチケットを受け取りに行くついでに、王立歌劇場の周囲を歩く。「ロミオとジュリエット」だとか次回公演のポスターも気になるものの、それ以上に僕の目を引いたのが、ポスターの掲示板の上に掲げられた英国王室の紋章。間近で見ると、「Dieu et mon droit」と書いてある。イギリスなのにフランス語。まぁ、それはともかく、このフレーズは面白い。
ライシアム・タヴァーン (ロンドン)
前回から気になっていたパブ、ライシアム・タヴァーン(Lyceum Tavern)についに入る。正確に言うと前回も今回も入店はしたものの、夜10時半過ぎに行ったら「食べ物はもう出さない」と寂しい返事。けれど、外の店はどこも同様で、かといって再び前回同様ホテルのパブというのは避けたかった。ビールだけが晩飯で上等じゃないか。
テイスト・オブ・インディア (ロンドン)
テイスト・オブ・インディア(Taste of India)は、ロンドン通の上司が勧めるインド料理屋。昨年僕がみつけたザイカ(Zaika)は確かに洒落ていたけれど、このフレンドリーな店の方が気が楽だし、そして値段も実に手頃だった。前菜と主菜の2皿のコースで10ポンドちょっと、1パイントずつビールを飲んでチップも払って、ひとりあたり20ポンドというところだ。ビールが瓶なのが惜しいといえば惜しいけれど。
ジョイ・キン・ロウ (ロンドン)
「海外でいいと思う店があったら必ず店の名刺を複数枚もらっておくべし」、というのが上司の助言だ。それを実行しているつもりでも、記憶力の悪い僕は名刺の束を前にしばしば、「これはどんな店だったっけ?」となってしまう。そこで、誕生日プレゼントにもらったデジカメとブログを使って、公然たる備忘を記す。そのうちの一店が、ここ、ジョイ・キン・ロウ(Joy King Lau)だ。
とび魚、ます、しゃけ、空
- May 6, 2008 10:13 AM
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iPodは偶然をくれる。早起きして成田をめざす僕は、ふと、TRFのかわりにシューベルトの「ます」を再生してみた。TRFは昨晩聴きまくったからだ。五月の陽光が街路樹で漉されて、バスの座席に届く。その情景とこのピアノ五重奏曲の第一楽章の浮き立つようなリズムの調和といったらない。このバスすら淡島通りを敏捷に泳ぐ川魚のようだ。ブラック・バス? いや、東急バスか。
男子よ、王子たれ - 映画「魔法にかけられて」
ニュー・ヨークからの帰りの機内で観たディズニー映画「魔法にかけられて」に感動。「アルマゲドン」、「ハービー」、「カーズ」に続く機内ボロ泣き映画。この4作、いずれもディズニー系作品なのは偶然? ともあれ、おとぎ話の普遍性と全女子のお姫様性を思う。(以下、ネタバレあり)
アズサ・オブ・ジャパン(ニュー・ヨーク)

A Passion For Food: Kati Rolls, Azusa, 'wichcraft, Veselka (& beer!) and Pizza from the 32nd Floor via kwout
多くの日本人駐在員と出張者に愛されている、44丁目のこの居酒屋を、2005年6月ぶりに、そして2日連続で訪れる。「和食が恋しいでしょう」と出張者を慮る駐在員の誘いに、「ゆうべ来ました」とはなかなか言えない、ビジネスマン・オブ・ジャパン。ともあれ、店に飾られた松井のサイン入りユニフォームを見れば「僕も頑張ろう」と素朴に思ったりする、ビジネスマン・オブ・ジャパン。
ケラーリズ・パレア(ニュー・ヨーク)
ニュー・ジャージーからマンハッタンに戻った僕らは、雰囲気の良さそうなギリシア料理店を20丁目で見つけて昼食にする。名前はケラーリズ・パレア(Kellari's Parea)と言って、店のウェブサイトによると、ギリシア語で「酒蔵の集い」という意味のようだ。プリフィクスのコースから選んだ、ホウレンソウとフェタ・チーズのパイ、そして、ムサカ。どちらもギリシア情緒があって旨かった。
ニュー・ヨーク・フィルハーモニック 第14,616回公演
午後6時半、打ち合わせを終えた僕はホテルで上司と別れ、いそいそと北を目指す。目指すはリンカーン・センターでの、ニュー・ヨーク・フィルの演奏会。ピアノのマルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich)が体調不良のためお休みで残念だったけれど、マンハッタン最後の夜を楽しむ。(写真は練習風景)
マンハッタン=伊勢神宮説
- April 24, 2008 11:38 PM
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成田から興奮していた。「のだめカンタービレ」を読みながらチャットモンチーを口ずさんでいたら、アテンダントに「お楽しそうですね」って言われて気づいた。めちゃくちゃ、楽しい。シート・ベルトのサインが消灯しても、僕のテンションは垂直に上昇しつづける。2泊4日でもニュー・ヨーク。都会中の都会、マンハッタン。神社でいえば伊勢神宮。お伊勢参りってば一大イベントだ。
セミファイナリスト、蔵王山
- April 23, 2008 6:27 PM
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機体が高度を増すにつれて遠くなる我が祖国。東京、大阪、札幌、そして――蔵王山!? 以前からずっと気になっていた蔵王山画像を、ついに撮影。ボーイング777では出てこないけれど、747ではやっぱり出現。見間違えじゃなかった。日本のセミファイナリストは、環太平洋でも上位入賞。翼よ、あれが蔵王山だ。
大阪の仇をロンドンでオトす
- April 19, 2008 11:29 AM
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横浜生まれシュウマイ育ちの僕からすると、新入社員で配属されたチームはまるで外国。総勢4人のうち僕以外はみんな関西人で、社内会議は関西弁、野球は阪神。そして何かにつけて言われるのが、「お前の話にはオチがない」。なんでいちいちオトさなアカンねん、と内心思っていたものの、やっぱりオトしたほうがいいかも、なんてロンドンのバーで思う。
都市の美しさについての反省
- April 4, 2008 6:02 PM
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朝起きて見た窓の景色にはがっかりだった。「ここはどこだっけ?」という疑問が消えて、窓の外の風景がパリだと分かるとともに、僕は落胆を覚えた。無機質なビル群が、色も高さも向きもまるで無計画に散らばっている。そう思うと、近くにあるモンパルナス・タワーさえ気に食わない。なんだこの貧相な風景は。なんて散々に思った挙句、僕はすぐに考えを改めることになる。
ル・カメレオン (パリ)
夜はO氏の案内で、モンパルナス(Montparnasse)のビストロ、ル・カメレオン(Le Cameleon)で会食。席に着くとさっそく、白髪にピンクの眼鏡というチャーミングな出立ちでジャン-ポール・アラビアン(Jean-Paul Arabian)氏が挨拶に来てくれた。気さくな彼は、けれど、「私をパパだと思って、肉の焼き加減は任せて欲しい」という。怠惰な僕は、そもそも店がいいと思うように出してくれればそれでいいのだけれど、「私をパパだと思って」ってのが特に気に入る。父性の料理もいいじゃないか。
ル・カスティリオン(パリ)
M氏に連れられてサン・トノーレ通り(Rue Saint-Honore)にあるブラッスリー、ル・カスティリオン(Le Castiglione)で昼食。気取らない雰囲気と郷土的な料理にこの店の魅力があることは間違いないのだけれど、素早い給仕も忘れてはならない。僕はかつて、フランス料理はやたらと時間がかかるから仕事上の会食では避けるべきだ、と習った。けれどこの店ならその心配がなく、そのせいもあってか、店内はスーツ姿のビジネス・ランチ客ですぐに満席になった。
ソフト・パワーとその波及効果モデル
- April 1, 2008 2:40 PM
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朝早くに目が覚めてしまったので、テレビをつける。フランス語のニュースはまったく聞き取れず、かと言ってCNNやBBCにするのは癪だ。ならば初歩から、ということで子供番組を渉猟。そこで出会う、見慣れた日本アニメーション社の画風。放送局のサイトで調べたら、作品名は、なんと「アルプス物語 わたしのアンネット(DANS LES ALPES AVEC ANNETTE )」。ソフト・パワーの貫通力を再認識。
バスティーユの空砲
- April 1, 2008 10:47 AM
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パリ到着の今夜は会食の予定が入らなくて、僕は小躍りしていた。オペラ・バスティーユ(Opera Bastille)で「ヴォツェック(Wozzeck)」を観られるじゃんか。ホテルにチェック・インして、いそいそと洗濯物を出して、双眼鏡をポケットに突っ込んで、タクシーに飛び乗る。開演まであと40分。そして僕は、なんとか開演時刻ぎりぎりで劇場に着いたのだけど、空振り三振。バスティーユ襲撃未遂を秘史に刻む。
機内的、機能的。そして、空飛ぶ洗濯物。
- March 31, 2008 9:32 AM
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いま空港のラウンジにいる。小山薫堂が「考えないヒント」で、飛行機のなかは仕事がはかどると書いていた。まったく同感なのだけど、僕の「機内」はもうちょっと広い。成田エクスプレスからして、どういうわけか読書が進む。高速移動の環境が知的活動を高めるのではないか、というイイカゲンな特殊相対性理論をでっち上げてみる。
100%の巧遅より70%の拙速を
- March 15, 2008 9:48 PM
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二日酔いの頭を抱えて新大阪駅に着いた僕は、途中で連綿体のロゴに惹かれたりもしながら、それでもなんとか地下鉄に乗った。谷町四丁目を目指すのだけれど、それが何線に乗り換えるべきか、なんてよく分からない。エスカレーターのどちら側に立つべきかも、一瞬考えないと分からないくらいなの初心者なのだから。そんな僕は、ある駅の構内で見た地図に絶句する。
再燃の連綿体ロゴ
- March 15, 2008 9:08 PM
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中学校で筆記体を習うはるか前、たぶん幼稚園のころ、僕は自分のフル・ネームをひらがなで一筆書きすることに凝っていた。縦書きで左上から右下へ斜めに流れる不格好さを除けば、それは芸能人のサインのようで我ながら格好良くも見え、とても気に入っていた。すっかり忘れていた20年前の情熱は、ふいに、新幹線を降りた新大阪駅の弁当店で再燃した。「よしの」。
JMBサファイア
去年の4月からJAL派の上司と働くようになって、国内にせよ海外にせよ、おのずとJALばかり乗るようになった。マイラーでもないのに、ロンドン1泊3日とかロサンゼルス2泊4日なんていう過酷な"修行"もして、そのご褒美というか慰みにJMBサファイアのカードが届いた。苦労が報われるような気分で、なんだか嬉しい。マイラーの気持ちが分かる、っていうか、その時点で、僕はいっぱしのマイラーなんだろうなぁ。











